バジリスク―甲賀忍法帖 (1)
2008年2月15日 読書
私が読んだのは山田風太郎原作の小説なんだけど、あえて漫画のほうを画像で出してみた。
えー、陰陽座がこの小説をテーマにして作った曲(しかもアニメ化のおりにOP曲に)と大体のあらすじしか知らなかったので、
兄上が絶賛しているのを知って読んでみました。
アニメはDVD1巻だけ観たんですが、登場人物が多かったので
正直よくわからな(略)
したがって感想をいえるのは小説のほうになるんですけれども。
面白いです。
なんていうのかな、「甲賀ロミオと伊賀ジュリエット」って
時代?小説らしからぬ章タイトルがついてたりするし、
「5メートルほど離れた・・」って普通に英語がたまに出るし(笑)
この手の本に抵抗がある人でもすんなり読めると思う。
で、内容はまさに↑の通り、和睦しかけていた伊賀と甲賀が
徳川家の跡継ぎを決めるために(つまり賭けみたいなものです)
再び争わされるんだけど、跡継ぎどうしは恋人同士で・・という。
面白いのはその跡継ぎたち(主人公)の能力。
甲賀の弦之助は、ある瞳術を使うと、自分に害なそうとして
襲ってくる者自身にその力を返す・・・
つまり彼に刀を持って襲い掛かれば自分や仲間を切り殺してしまうような力。
伊賀の朧(アニメだと声が水樹奈々さんだぜ!)は、
普通の忍者のスキルは何にもないんだけど、「破幻の瞳」。
ありとあらゆる忍術を破り、無効化してしまうんです。
ふたりとも目を使うっていうのがストーリー上もかなり重要な鍵になってきます。
詳しくはネタバレになるので伏せますが。
他の忍者はこの二人よりはるかに非人間的な能力を持ってます。
全身から血を吹くとか当たり前なので、まあ軽ーくエログロなのかな。
(でもその能力さえまだマシというか人間らしいほう)
伊賀と甲賀、戦う忍者はそれぞれ10にんずつ予め決められてて、
兄上はこのうち「陽炎」という女忍者がお気に入りらしく、
勝手に(笑)(ご本人談)彼女をテーマにした曲を作っていらっしゃいました。
最新アルバムに「接吻(くちづけ)」というタイトルで入ってるのがそれです。
全体的に悲しいお話ではありますが、とにかく息つく暇もない、
たとえばハンター×ハンターあたりが好きな方にお勧めの小説です。
無敵じゃね!?という能力に意外な弱点があったり、家康このやろーとも
いえない感じだったり。
ちなみに私、妙に悪役チックに描かれている天膳が意外と嫌いじゃないです(^^)
超長生きのわりには精神的に大人じゃないというか、おいおい・・という
ところが多々あるんですが、あいつが一番人間らしい人間だったよなぁ・・と。
女性だと蛍火ちゃんとか。
アニメのほうだと凄く怖い顔とかありますけど、夜叉丸のこととなると
優しいのがいいです。
陽炎と朧だと・・うーん、キャラデザ的には朧なんだけど、一途なので
陽炎のほうがぎりぎり朧より好きかもしれない。
いい子なのになー。なのになー。
構成的には、「展開速ッ!?」と思う部分もあるんだけれども、
ダラダラさせて良いお話でもないのでこれでいいんじゃないかなーと。
そんなわけで、財布に若干の余裕があれば読んでみることをお勧めします。
えー、陰陽座がこの小説をテーマにして作った曲(しかもアニメ化のおりにOP曲に)と大体のあらすじしか知らなかったので、
兄上が絶賛しているのを知って読んでみました。
アニメはDVD1巻だけ観たんですが、登場人物が多かったので
正直よくわからな(略)
したがって感想をいえるのは小説のほうになるんですけれども。
面白いです。
なんていうのかな、「甲賀ロミオと伊賀ジュリエット」って
時代?小説らしからぬ章タイトルがついてたりするし、
「5メートルほど離れた・・」って普通に英語がたまに出るし(笑)
この手の本に抵抗がある人でもすんなり読めると思う。
で、内容はまさに↑の通り、和睦しかけていた伊賀と甲賀が
徳川家の跡継ぎを決めるために(つまり賭けみたいなものです)
再び争わされるんだけど、跡継ぎどうしは恋人同士で・・という。
面白いのはその跡継ぎたち(主人公)の能力。
甲賀の弦之助は、ある瞳術を使うと、自分に害なそうとして
襲ってくる者自身にその力を返す・・・
つまり彼に刀を持って襲い掛かれば自分や仲間を切り殺してしまうような力。
伊賀の朧(アニメだと声が水樹奈々さんだぜ!)は、
普通の忍者のスキルは何にもないんだけど、「破幻の瞳」。
ありとあらゆる忍術を破り、無効化してしまうんです。
ふたりとも目を使うっていうのがストーリー上もかなり重要な鍵になってきます。
詳しくはネタバレになるので伏せますが。
他の忍者はこの二人よりはるかに非人間的な能力を持ってます。
全身から血を吹くとか当たり前なので、まあ軽ーくエログロなのかな。
(でもその能力さえまだマシというか人間らしいほう)
伊賀と甲賀、戦う忍者はそれぞれ10にんずつ予め決められてて、
兄上はこのうち「陽炎」という女忍者がお気に入りらしく、
勝手に(笑)(ご本人談)彼女をテーマにした曲を作っていらっしゃいました。
最新アルバムに「接吻(くちづけ)」というタイトルで入ってるのがそれです。
全体的に悲しいお話ではありますが、とにかく息つく暇もない、
たとえばハンター×ハンターあたりが好きな方にお勧めの小説です。
無敵じゃね!?という能力に意外な弱点があったり、家康このやろーとも
いえない感じだったり。
ちなみに私、妙に悪役チックに描かれている天膳が意外と嫌いじゃないです(^^)
超長生きのわりには精神的に大人じゃないというか、おいおい・・という
ところが多々あるんですが、あいつが一番人間らしい人間だったよなぁ・・と。
女性だと蛍火ちゃんとか。
アニメのほうだと凄く怖い顔とかありますけど、夜叉丸のこととなると
優しいのがいいです。
陽炎と朧だと・・うーん、キャラデザ的には朧なんだけど、一途なので
陽炎のほうがぎりぎり朧より好きかもしれない。
いい子なのになー。なのになー。
構成的には、「展開速ッ!?」と思う部分もあるんだけれども、
ダラダラさせて良いお話でもないのでこれでいいんじゃないかなーと。
そんなわけで、財布に若干の余裕があれば読んでみることをお勧めします。
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