ちょっとミュージカルの話です。
「私、劇団四季命なの!」「お前評論家でもないくせにゴチャゴチャ言うなや」
というタイプの人は華麗にスルー推奨。
少なくともこの話題に関しては私と気があわないと思われます。
読後の苦情もそんなコメントもトラバものーせんきゅー。
国内ミュージカルに興味がない人はつまんないでしょうけれども。
それはごめんなさい。
クッション。
クッション↓。
クッション。↓
靴所ん。
もうひとつ、これが最後ー。
↓
----------------------------------
母のつてで劇団四季の古い「ラ・ソバージュ」という作品を観ました。
勘違いされるかもしれないけど、私、100パーセント四季アンチじゃありません。
歌い手さんの技量と声質は好きです。ほんとに。
ただ、それ以外はハッキリ言ってゴミだと思うだけです。
なんと言うか、力込めすぎててどこを強調したいのか判りません。
振り付けも酷い。折角保坂さんが歌うのに、見た目がかっこよくない。
野村さんが怒ってる国民に抱えあげられるシーンがあるんだけど、
仏頂面だから正直白ける。(※再三言いますが野村さん自体は好きですよ)
たとえるならこういう書体が最初から最後まで続く感じ。
うっとうしい。
メリハリつける気ないのかな・・・。
セリフがセリフじゃなくて、セリフ単体としての朗読になってるだけだもの。
みんな目を輝かせながら死んでるんだもの。
登場人物が綺麗に8割殺されてる・・・。なんだこの演劇スプラッタ。
あと歌が上手いのはよく判ってるから、何も最初からどうでもいいセリフまで
歌にしなくてもいいと思う。
「被告人の言葉は真実です」って、そんなの普通に言えばきこえますよ(^−^)
何が一番ダメって脚本なんですよね・・・「異国の丘」と全く同じパターンだった。
一分、いや30秒抜かすともうスジがさっぱりわかんなくなる。
歴史を克明に描写したいなーという気持ちだけはビシバシ伝わってきますが、
日本史の教科書を読み上げるみたいに説明されると観る気がうせます。
保坂さんがところどころ歌うのでなければ寝ていた。
同じ歴史ものでも「エリザベート」(東宝)はドラマも人物像も歴史も
すべて成立させていました。説明も上手かった。
エリザベート自体世界史の教科書に出てくる人じゃないので、
私はなんの予備知識もなく観たんだけど、でもよく判った。
だがある程度知っているはずの日本ー満州国ーアジアの構図が
なぜこんなにも分かり難いのか。
観たあとぐったりする。
なんだろう、観客に余計な思考力を要求する演劇は演劇じゃないと思うわけです。
それはただの自己満足。
アマチュアがタダで見せるならともかく、お金と時間をとるプロがやる物じゃない。
好き嫌いとかじゃなく、それ以前にストーリーが分かりにくいとか
話にならない。
「この時この国がこうだから政治がこうなって、主人公がいじめられてこう」とか。
そっち(理解)に頭やってる間に歌われても・・・;
なんだ、左脳と右脳を同時フル展開しろってか。って思う。
それならそれで、国と国の情勢をもうちょっと実感させる演出にすればいいけど。
いっそ四季の俳優さんたちのコンサートという形のほうがずっと見やすい。
歴史を習いに来たわけじゃないんだよ。演劇観に来たの。
オーバーリアクション的な演技が嫌だというわけじゃありません。
ただ、あまりにもそれが続きすぎてウザい。
歌に必死になるあまり、口元が見ていて見苦しいんだよね・・。
はきはき歌わないほうがいい場面だってあるのに。
「歌」としてはそれでいいんだろうけど、「演劇」ではない。
死にかけた老人がバリバリ元気に最期の歌歌ったら気持ち悪いでしょうに。
(↑こんな場面があったわけじゃないが、つまりはそういう事)
朗読とか、ちょっとでも文字を声に出すって事をやった人なら判るでしょうが、
「メリハリは大事」って必ず言われるじゃないですか。
どこを言いたいのか、何を伝えたいのか、ってこと。
間ってもんが何のためにあるのかっていうのは、これとほぼ同義だと私は思う。
(演技におけるためらいとか、そういうのはまた別の話)
そんなの基本中の基本だから当然俳優さんたちは出来てるもんだと
信じてましたが、上手くなりすぎて逆に忘れてんのかなぁと感じました。
東宝にだってハズレはあるし、↑な癖が抜けてない、
正直言ってうるさいだけの女優さんもいるんだけど、
(あえて誰かは言うまい)
でもやっぱり私は四季は歌以外何の評価点もないと思います。
(実はコーラスラインでも同じこと考えたしね!)
もっと言うと、一部を除いて歌にも同じことが言えるんだけど・・・。
ああもう、コンサートにしちゃえよ!(投げた)
だいたい劇団四季と宝塚くらいしか「すごく有名な劇団」がないのが
いけないんだよね。
もう一個くらい出来てもいいと思う。
そんなこんなで、16日に「レ・ミゼラブル」(東宝)を観てきます。
俗っぽすぎて嫌いな歌もあるけど、好きな歌もある。
エポニーヌが知念里奈さんなら間違いあるまい・・。
ジャベ最高。(され竜ではありません)
「私、劇団四季命なの!」「お前評論家でもないくせにゴチャゴチャ言うなや」
というタイプの人は華麗にスルー推奨。
少なくともこの話題に関しては私と気があわないと思われます。
読後の苦情もそんなコメントもトラバものーせんきゅー。
国内ミュージカルに興味がない人はつまんないでしょうけれども。
それはごめんなさい。
クッション。
クッション↓。
クッション。↓
靴所ん。
もうひとつ、これが最後ー。
↓
----------------------------------
母のつてで劇団四季の古い「ラ・ソバージュ」という作品を観ました。
勘違いされるかもしれないけど、私、100パーセント四季アンチじゃありません。
歌い手さんの技量と声質は好きです。ほんとに。
ただ、それ以外はハッキリ言ってゴミだと思うだけです。
なんと言うか、力込めすぎててどこを強調したいのか判りません。
振り付けも酷い。折角保坂さんが歌うのに、見た目がかっこよくない。
野村さんが怒ってる国民に抱えあげられるシーンがあるんだけど、
仏頂面だから正直白ける。(※再三言いますが野村さん自体は好きですよ)
たとえるならこういう書体が最初から最後まで続く感じ。
うっとうしい。
メリハリつける気ないのかな・・・。
セリフがセリフじゃなくて、セリフ単体としての朗読になってるだけだもの。
みんな目を輝かせながら死んでるんだもの。
登場人物が綺麗に8割殺されてる・・・。なんだこの演劇スプラッタ。
あと歌が上手いのはよく判ってるから、何も最初からどうでもいいセリフまで
歌にしなくてもいいと思う。
「被告人の言葉は真実です」って、そんなの普通に言えばきこえますよ(^−^)
何が一番ダメって脚本なんですよね・・・「異国の丘」と全く同じパターンだった。
一分、いや30秒抜かすともうスジがさっぱりわかんなくなる。
歴史を克明に描写したいなーという気持ちだけはビシバシ伝わってきますが、
日本史の教科書を読み上げるみたいに説明されると観る気がうせます。
保坂さんがところどころ歌うのでなければ寝ていた。
同じ歴史ものでも「エリザベート」(東宝)はドラマも人物像も歴史も
すべて成立させていました。説明も上手かった。
エリザベート自体世界史の教科書に出てくる人じゃないので、
私はなんの予備知識もなく観たんだけど、でもよく判った。
だがある程度知っているはずの日本ー満州国ーアジアの構図が
なぜこんなにも分かり難いのか。
観たあとぐったりする。
なんだろう、観客に余計な思考力を要求する演劇は演劇じゃないと思うわけです。
それはただの自己満足。
アマチュアがタダで見せるならともかく、お金と時間をとるプロがやる物じゃない。
好き嫌いとかじゃなく、それ以前にストーリーが分かりにくいとか
話にならない。
「この時この国がこうだから政治がこうなって、主人公がいじめられてこう」とか。
そっち(理解)に頭やってる間に歌われても・・・;
なんだ、左脳と右脳を同時フル展開しろってか。って思う。
それならそれで、国と国の情勢をもうちょっと実感させる演出にすればいいけど。
いっそ四季の俳優さんたちのコンサートという形のほうがずっと見やすい。
歴史を習いに来たわけじゃないんだよ。演劇観に来たの。
オーバーリアクション的な演技が嫌だというわけじゃありません。
ただ、あまりにもそれが続きすぎてウザい。
歌に必死になるあまり、口元が見ていて見苦しいんだよね・・。
はきはき歌わないほうがいい場面だってあるのに。
「歌」としてはそれでいいんだろうけど、「演劇」ではない。
死にかけた老人がバリバリ元気に最期の歌歌ったら気持ち悪いでしょうに。
(↑こんな場面があったわけじゃないが、つまりはそういう事)
朗読とか、ちょっとでも文字を声に出すって事をやった人なら判るでしょうが、
「メリハリは大事」って必ず言われるじゃないですか。
どこを言いたいのか、何を伝えたいのか、ってこと。
間ってもんが何のためにあるのかっていうのは、これとほぼ同義だと私は思う。
(演技におけるためらいとか、そういうのはまた別の話)
そんなの基本中の基本だから当然俳優さんたちは出来てるもんだと
信じてましたが、上手くなりすぎて逆に忘れてんのかなぁと感じました。
東宝にだってハズレはあるし、↑な癖が抜けてない、
正直言ってうるさいだけの女優さんもいるんだけど、
(あえて誰かは言うまい)
でもやっぱり私は四季は歌以外何の評価点もないと思います。
(実はコーラスラインでも同じこと考えたしね!)
もっと言うと、一部を除いて歌にも同じことが言えるんだけど・・・。
ああもう、コンサートにしちゃえよ!(投げた)
だいたい劇団四季と宝塚くらいしか「すごく有名な劇団」がないのが
いけないんだよね。
もう一個くらい出来てもいいと思う。
そんなこんなで、16日に「レ・ミゼラブル」(東宝)を観てきます。
俗っぽすぎて嫌いな歌もあるけど、好きな歌もある。
エポニーヌが知念里奈さんなら間違いあるまい・・。
ジャベ最高。(され竜ではありません)
コメント