こんどは真面目にこの本のれびゅー。
(もう二度とあんな事例に使いたくないですあはははは)

ラノベというにはあまりにも有名な「戯言シリーズ」、
作中で出てくる【殺し名】零崎一賊のお話。

シリーズをご存じない方に説明すると、殺し名っていうのは
要するにまあ・・・人殺しの集団です。
ただいくつか種類がありまして、例えば自分で自分の主を決めて
その主のためだけに殺人する「闇口」、
衝動的にというか本能的に、呼吸するように殺人してしまうタイプの
人間たちが集まって”家族”となり、家族のためになら何でもする、
究極に忌み嫌われる「零崎一賊」などなど。

(他に墓森、天吹、石凪、匂宮などなど。全部彼らの苗字になります)

まあ、本筋に大きく関わってくるとはいえ、彼らがメインの小説というわけでは
ないんですがね、「戯言シリーズ」。

さてさて。

表紙の二人は同一人物です(見えないけどね!
麦藁帽子のほうが【零崎】としての、「零崎軋識(ぜろざき・きししき)」
右側のスーツが、シリーズ本筋の準主人公である機械技術天才少女の
(※かつ金持ちでクラッカー等の集団のボス)グループの一員、
「式岸軋騎(しきぎし・きしき)」としての彼。
字があってるか自信ないですが。

一賊中最も残虐に殺し、最も多く殺し、そして最も長生きした殺人鬼。
零崎としているときは「〜〜だっちゃ」と喋る。(いや本当に)
基本的には常識人。ちょっとデリケート。

殺人鬼としての彼は釘バットとも呼べるものを使います。
一撃必殺。
「愚神礼賛」と書いて「シームレスバイアス」という武器です。


今回は零崎一賊に害なしたとある集団8人が会談する・・・ので彼らのついでに
マンションの住民全員皆殺しプラン
の実行中、何故か窓からライフル狙撃をくらうお話と、
その狙撃主が仕組んだ山での合戦(3vs3)のお話の二本立て。

一応書き添えておくと、この世界において彼らに逆らうと家族親戚まで
根絶やし皆殺しにあう
ため、はむかってはならないというのが
常識です。

闇口だったら場合によってはあっさり引いてくれたりするんだけど。

彼以外に、零崎と零崎の子(※通常零崎は後天的になるものらしいです)
零崎人識(ぜろざき・ひとしき)君14歳と、
めがねで変態で手足が長くてスーツで凶悪な鋏を使うお調子者の
零崎双識(ぜろざき・そうしき)さん20代 の二人が主要登場人物。


ところどころにドラゴンボールのお話のたとえが出てきたり、
とにかく西尾さんはギャグが秀逸です。
シリアスも上手いんだけど、やっぱギャグ。

殺し名とかいいましたけど、べつにグロいわけじゃないので、
是非一度「クビキリサイクル」から戯言シリーズ、読むことをお勧めします。

これを読まずに死んだら損かも!ってくらい面白いですので。

少なくとも一冊目はほぼ完璧にミステリなので、ミステリ・ラノベ好きは是非に。
あらすじをちょっと読むだけでもひかれると思います。

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