東京でミュージカル「ジキルとハイド」感想
2007年4月23日 演劇感想
←二日目の服。一日目はピンクでした。
覚悟してください。
長く語りますんで。
裏請求してくださった某様、メール少しだけ待って下さい(土下座)
ちゃんとお返事いたしますので!
もうね、マリーアントワネット(※舞台)よりこっちを見ろと。
素晴らしすぎてC席でも泣いたんだよと。
(二日目はA席でしたけど)
ちなみに配役。
ジキル/ハイド…鹿賀丈志さん(映画版デスノの月パパの人)
エマ…鈴木らんらん
ルーシー…マルシア
がメインかな。一応。
もうね、ジキルとハイドの演じわけが神。
煩悶するジキルの必死な声、「自由だ!」「今天国に唾を吐くのだ」と
叫ぶハイドの声、凄いんです!!!!!!
またセットもすごく大掛かりで、ライトの当て方でシックにもサイケにもなるし
(初めてハイドが「表」に出て街を徘徊したとき、赤や緑や青の凄いライトが散って
本能を表現していた。すごかった)
娼館も古びた木の感じがすごく出ているのです。
マルシアさんのルーシーは魂の声。
一番声量があったのもありますが、とにかく底の底から「ルーシー」なんです。
歌詞の世界も感情も全部出ている!
マルシアさん以外の人がやるルーシーは考えられないです。
母がハマってまして、「あの人の歌は凄い、涙が出る」って言ってました。
私もそう思う。
途中ほぼ下着姿になったりハイドのマントに包まれながら服を脱ぎ…ながら
歌う場面があるのですがほんとに色っぽい、でも声量は落ちない。
高いヒールだし階段の登りおりも多いのに凄いよマルシアさん。
ラストの白いフリルつき肩だしドレスがかわゆいです。
死ぬときは喉から背中から胸から血を流して少々グロいですが。
これもベッドからだらー・・・っと血が流れたりして凄いんですよ。
エマは鈴木らんらんさん。あの目がくりっとした人です。
私はしっとりした声で大好きなんですが母は知念里奈さん派。
ここだけは好みが分かれました。
(鈴木さんは裏声が多くて危なっかしいとか言ってるけど、
私は力んで高音への移りがぎこちない知念さんはあんまり…)
それと端役なんですが、あべよしつぐさん。
テニプリミュージカルにも出てらっしゃるんですが。
CDできいたときは「特徴的な声だなぁ」としか思ってなかったけど、
いざ生で観るとこれがめちゃくちゃかっこいい。
茶髪にキャスケットが似合うー!!!美形!!!
もう吉野さんの跡を継げるよ!吉野ジュニア!!
この方、名前のある役じゃないのにすんごい存在感なんです。
「事件事件!セントポール寺院でベイジングストーク大司教が殺された!」
って走ってくるとことか本当に。
もう大好きだ。28歳らしいです。
あべさんもそうなんだけれども、またキャストが全員3役以上やってるんですよ!!!
(メインのぞく)
この人たちが盛り上げどころというか、ハイドの殺人に恐れおののく市民とか
娼婦を演じるんですが、
もうあなた方すごいよ!!!
大好きだよ!!かっこいいよ!!!!
とにかく迫力が凄い。
全員で歌う「嘘の仮面」「事件、事件」とか、一瞬で目が覚めます。
皆結構舞台上を走るのに絶対ぶつからないし。
男声パートも女声パートも、美しさと強さとが両方あるんです。
バックの素晴らしい演奏や曲とあいまってこれ以上ない迫力。
少人数とは思えないです。
歌詞もなんというか、どんと心臓をつかれるような鋭いもので、
ああ、人間はみんな多重人格だなぁと。
仮面かぶってるんだよなぁ、と。
とにかく悩むジキルが・・・!!!
そういえば個人的感想なんですが、ハイドはかなりかわいそうな存在として
描かれてますねー。
ルーシーに「俺にまた会えて嬉しいか」って言うんですけど、
拒絶されたら殺しちゃうし。
殺す前の「あいつ(ジキル)にあって俺にないものは何だ」
とか。
ルーシーが「あの人はあたしに優しかった」って言うのが切ない。
ハイドはルーシーのこと好きだったんだよね・・・
ジキルに嫉妬して(自分なんだけど)殺しちゃうんだよね。
最後に「俺を自由にしてくれ」って叫ぶのはジキルじゃなくハイドです。
それまでは生きる生きる永久にって言ってた彼が死にたくなる。
描かれて無いけど、彼らを殺すことになった親友のジョンも多分
すごくこの先悩むんだろうなぁ。
あの子、すごくいい子なのに。
あと運のいいことに、私達が観た日、偶然トークショーに当たりました。
いぇい。
マルシアさんと浜畑さん(エマのパパ)、ジョンの。
素の皆さん面白かったです・・・!
マルシアさん普通に喋るときもいい声。
ジョン、弱い(笑)。
マルシアさんのほうが後輩だというのに。
演出家さんが見てると、最後のジキルが死ぬシーンでジョンの銃が不発とか
なんかトラブルがあるというジンクスがあるみたいですが(笑)
今回は何もなかったです。よかった。
しかし今回で鹿賀さんがファイナル・・・
寂しいよさみしすぎるよ。
鹿賀さん以外のジキルとハイドなんて考えられませんー!!
大好きです。
覚悟してください。
長く語りますんで。
裏請求してくださった某様、メール少しだけ待って下さい(土下座)
ちゃんとお返事いたしますので!
<あらすじ>
優秀な医師・ジキル博士は、精神を病んだ父親を救う為、人間の善と悪の二つを
切り離して悪を抑制することを考える。
分離する薬は出来たが病院の理事会に強く反対を喰らい、気晴らしにと
友人が連れて行ったパブで出会った娼婦ルーシーの言葉から自分を実験台にする事を思いつく。
婚約者エマとの結婚式を控えた九月、薬によってジキル博士は「ハイド」という
別人格を作り出した。
もうね、マリーアントワネット(※舞台)よりこっちを見ろと。
素晴らしすぎてC席でも泣いたんだよと。
(二日目はA席でしたけど)
ちなみに配役。
ジキル/ハイド…鹿賀丈志さん(映画版デスノの月パパの人)
エマ…鈴木らんらん
ルーシー…マルシア
がメインかな。一応。
もうね、ジキルとハイドの演じわけが神。
煩悶するジキルの必死な声、「自由だ!」「今天国に唾を吐くのだ」と
叫ぶハイドの声、凄いんです!!!!!!
またセットもすごく大掛かりで、ライトの当て方でシックにもサイケにもなるし
(初めてハイドが「表」に出て街を徘徊したとき、赤や緑や青の凄いライトが散って
本能を表現していた。すごかった)
娼館も古びた木の感じがすごく出ているのです。
マルシアさんのルーシーは魂の声。
一番声量があったのもありますが、とにかく底の底から「ルーシー」なんです。
歌詞の世界も感情も全部出ている!
マルシアさん以外の人がやるルーシーは考えられないです。
母がハマってまして、「あの人の歌は凄い、涙が出る」って言ってました。
私もそう思う。
途中ほぼ下着姿になったりハイドのマントに包まれながら服を脱ぎ…ながら
歌う場面があるのですがほんとに色っぽい、でも声量は落ちない。
高いヒールだし階段の登りおりも多いのに凄いよマルシアさん。
ラストの白いフリルつき肩だしドレスがかわゆいです。
死ぬときは喉から背中から胸から血を流して少々グロいですが。
これもベッドからだらー・・・っと血が流れたりして凄いんですよ。
エマは鈴木らんらんさん。あの目がくりっとした人です。
私はしっとりした声で大好きなんですが母は知念里奈さん派。
ここだけは好みが分かれました。
(鈴木さんは裏声が多くて危なっかしいとか言ってるけど、
私は力んで高音への移りがぎこちない知念さんはあんまり…)
それと端役なんですが、あべよしつぐさん。
テニプリミュージカルにも出てらっしゃるんですが。
CDできいたときは「特徴的な声だなぁ」としか思ってなかったけど、
いざ生で観るとこれがめちゃくちゃかっこいい。
茶髪にキャスケットが似合うー!!!美形!!!
もう吉野さんの跡を継げるよ!吉野ジュニア!!
この方、名前のある役じゃないのにすんごい存在感なんです。
「事件事件!セントポール寺院でベイジングストーク大司教が殺された!」
って走ってくるとことか本当に。
もう大好きだ。28歳らしいです。
あべさんもそうなんだけれども、またキャストが全員3役以上やってるんですよ!!!
(メインのぞく)
この人たちが盛り上げどころというか、ハイドの殺人に恐れおののく市民とか
娼婦を演じるんですが、
もうあなた方すごいよ!!!
大好きだよ!!かっこいいよ!!!!
とにかく迫力が凄い。
全員で歌う「嘘の仮面」「事件、事件」とか、一瞬で目が覚めます。
皆結構舞台上を走るのに絶対ぶつからないし。
男声パートも女声パートも、美しさと強さとが両方あるんです。
バックの素晴らしい演奏や曲とあいまってこれ以上ない迫力。
少人数とは思えないです。
歌詞もなんというか、どんと心臓をつかれるような鋭いもので、
ああ、人間はみんな多重人格だなぁと。
仮面かぶってるんだよなぁ、と。
とにかく悩むジキルが・・・!!!
そういえば個人的感想なんですが、ハイドはかなりかわいそうな存在として
描かれてますねー。
ルーシーに「俺にまた会えて嬉しいか」って言うんですけど、
拒絶されたら殺しちゃうし。
殺す前の「あいつ(ジキル)にあって俺にないものは何だ」
とか。
ルーシーが「あの人はあたしに優しかった」って言うのが切ない。
ハイドはルーシーのこと好きだったんだよね・・・
ジキルに嫉妬して(自分なんだけど)殺しちゃうんだよね。
最後に「俺を自由にしてくれ」って叫ぶのはジキルじゃなくハイドです。
それまでは生きる生きる永久にって言ってた彼が死にたくなる。
描かれて無いけど、彼らを殺すことになった親友のジョンも多分
すごくこの先悩むんだろうなぁ。
あの子、すごくいい子なのに。
あと運のいいことに、私達が観た日、偶然トークショーに当たりました。
いぇい。
マルシアさんと浜畑さん(エマのパパ)、ジョンの。
素の皆さん面白かったです・・・!
マルシアさん普通に喋るときもいい声。
ジョン、弱い(笑)。
マルシアさんのほうが後輩だというのに。
演出家さんが見てると、最後のジキルが死ぬシーンでジョンの銃が不発とか
なんかトラブルがあるというジンクスがあるみたいですが(笑)
今回は何もなかったです。よかった。
しかし今回で鹿賀さんがファイナル・・・
寂しいよさみしすぎるよ。
鹿賀さん以外のジキルとハイドなんて考えられませんー!!
大好きです。
コメント