アリカ様がなんか凄くお好きらしいので、興味がわいて中古ですが買ってしまいました。
（ちなみにタイトルの意味を理解できたあなたは立派に変態ですとか言ってみる）
（私にだけは言われたくないでしょうが＞笑）
第一印象。
エロいな！（身もふたも無い）
言い回しが多少むずかしめだから中学1年くらいなら
多分何も判んないだろうけど、意味知ってれば15，6禁だよコレは。
個人的には、一線を越えたほかの話よりも、ぎりぎりで済んだ
一個目の話「乞食柱」が一番エロいと思った。
あの話のテーマは巫女の処女性なのかな。
岩井さんて岡山出身なのかなー。
私は方言って京ことば以外大嫌いなんだけれども
（だって朗読やってたし、標準語ラヴ人間）
これは珍しく拒否反応が出ない。
全体的に岡山の伝承（創作もあるかもしれないが判らない）を
ベースにした短編集ですね。
「支那艶情」はすごいです。
この話が一番文章が綺麗だと思う。
三人称は上手い下手でかなり読み手の好感度を左右するけど、
岩井さんのは好みです。
でもどっかでこういうの見たなー、と思いつく。
そうだ、京極夏彦さんの三人称と似た味だ。
なっちの女性版みたいだー！！！
人物描写が山田○介（すみません超嫌いです）とは全く違って
深い！深いんだとにかく！！
もう説明している登場人物、読者に嫌わせたいのか好かせたいのか
さっぱりなんですけど、そのあいまいさが心地よい！
ラストはものすっごくやるせない終わり方。
いや、話自体もやるせないんだけど。
「果てる」って、予感にも使える要素なんですね。
想像しないように（笑）
などと熱く語ってしまいました。
最近あまりヒットする本が（ラノベと京極さん以外に）
なかったので、ついつい。
他にも面白い本はあるかもしれないけど、開拓する余裕がない。
というわけで、16歳以上でエロ（というより官能）平気な方にはお勧めできる本です。
アリカ様が何故岩井さんを尊敬してらっしゃるかよーく判った（笑）
アルバム「Direttante」（スペルに自信なし）収録の
「北京恋人達」「肉体の悪魔」、あと「未来のイヴ」「禁じられた遊び」
（↑ローゼンメイデン主題歌）
の色気の原点はこれだったんですね。
＜どうでもいい追記＞
今現在知ってるアリプロの歌で一番エロいのは「肉体の悪魔」。
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